お絵かきブログ/絵を描いて見えたもの

何かをつくったり、アートに触れたりする楽しさを、共有できたらもっと素敵。

描いた絵のお話

色鉛筆アートマーケットに展示している作品のお話をさせていただきます。

 

私がこう思って描きましたよ、と言う話をしますが、こう感じてくれなきゃいやだってわけじゃなくて、見た人が自由に感じて欲しいと思っています。いろんな解釈ができるって言うのはそれだけ幅広くヒットする絵だと思うので、それはそれで嬉しいのです。

さて、今回は三作品全て植物を描きました。

共通する私の中でのテーマは「神さまのいるところ」。

 

 

まず一作目、「桜」

桜の語源には、さ=田んぼの神様、くら=座るところ、という説があるそうです。春になると山から里へ田んぼの神様が降りてくるので、神様の宿る桜の木の下で歌ったり踊ったりして豊作を祈ったのが花見の始まり、なんていう話を聞きました。

そのイメージを絵にしたのがこの作品です。花見の宴に微笑む神さまのように優美で雅な雰囲気を目指しました。

 

 

「神秘」

ダリアの蕾が鮮やかに開いていく姿を描きました。小さな蕾からたくさんの花びらが溢れてくる姿はまさに神秘的。命のエネルギーを感じました。

 

「ゆりかご」

ころんと丸い花姿。中に何か大切なものを包んでいるかのように見えました。花がやがて種を作ることを思うと、赤子を優しく抱える姿にも見えました。

ユッカ系の花だと思うので、日本に自然に生える植物ではないのですが、日本的に表現したいな〜と思いました。なってるかはわからんけど。

日本の湿潤で美しい空気感を出したいと思いながら取り組みました。

 

 

2024色鉛筆アートマーケットは2月18日までなので残りわずかです。

先週の土日も在廊いたしまして、もう本当に、色々勉強になりました。周りの方々がすごいので内心打ちのめされもしたけどそれも含めて勉強にしかならん!

会期が終わりましたら、展示の感想も書かせていただきます。