お絵かきブログ/絵を描いて見えたもの

何かをつくったり、アートに触れたりする楽しさを、共有できたらもっと素敵。

【美大で学んだこと】説明的になりすぎない

今後の美大で学んだことシリーズは、分かりやすいようタイトルに【】を入れようかなと思います。

カテゴリー分けもしてありますので、そちらからもどうぞ。

 

前回の美大シリーズ記事はこちら

seitua.hatenablog.com

 

 

「説明的になりすぎない」とは

私が大学生の頃、口を酸っぱくして言われたことが「説明的になりすぎない」ということ。

 

美大では講評の日というのがあって、そこに合わせて課題を仕上げます。

その日にみんな集まって、絵を前に並べまして、自分がこの制作で何を描こうとしたのかをプレゼンし、教授から講評を受けます。

 

大学一年生の時、この絵を描いた時の講評のこと。

この日私はプレゼン時、「蝉の抜け殻を見て命のサイクルを感じて〜云々を描きました」的な説明をしたんですが、ゲストとしてきていた画家の先生(大学に所属している教授とは別に外部の先生が講評に来てくれることがたまにあるよ)に「だからぁ!そうやって思ったことそのまま絵にしちゃダメなんだって!」と強めに言われました。

そんなこともわからんのかと言わんばかりの口調に結構、いや、かなり凹みましたが、おかげでこの言葉は私の中にしっかり刻み込まれました。

 

全部説明しないでいい。説明と描写は違う。

 

具体的にな例としては

  • シルエットだけにする
  • 色だけにする
  • 写生そのままではなく造形的に変化させる

などを言われました。

 

モチーフをデッサン通りにせず、絵の中の世界に連れ込んでしまう。

元の形にとらわれず、描くものと描かないものを選び取っていく。

いらないものはどんどん省く。

先生は「絵は省略だ!」とおっしゃっていました。

「チャレンジしてみなさい。結果は自分でわかればよし。」とも。

 

 

私自身、他者から提示されたコンセプトやテーマで描く際、そこに縛られすぎてしまってすごーく説明的になってしまい魅力的な絵にならなかったことがあるので、そういうことかぁと何か腑に落ちた気持ちです。

 

今私は絵を描く時「絵画的であること」「絵にしかできない表現であること」を目指しているのだけれど、きっとこれらの経験が元になっている。

 

 

 

 

さて、ここから先は私個人の話パートです

最近の話とかクリスマスとかスーパー戦隊とか

 

次回の更新は美大シリーズではなく今年の振り返りをしようと思っています。忙しかったら年始のご挨拶になる。その辺はご愛嬌。

しっかし美大シリーズ始めてからちょっとだけアクセスが増えた。ありがたいこっちゃ。

こんな感じで、元々ノートに書いてあったことを似たような内容ごとにメモし直して記事にしている。メモ帳がおしい!広島県なのは気にしないでほしい。

今はひとりで絵を描いているので、このノートを見返す作業が私にとっても非常に役に立っている。

私の文章がアレなせいで読んでいる方々にうまく伝わっているか不安ではあるが、本当に絵を描いていく上で大切な心得がたっぷり詰まっている。自分の絵に行き詰まったり悩んだりしたときにハッとさせられる。この前描いていた桜の絵もこのノートに助けられた。

 

年内にもう一枚仕上げたいと宣っていた絵の下絵はこちら。ユッカ。

もう本番絵に入っておりますが、子供が熱出すわ、少々助けを借りるつもりであてにしていた実家も私用でバタバタしていてそっとしておいた方がよさそうな感じだわで、絵を描く時間とれなくない…?ってぼんやり感じてます。深く考えると発狂しそうなのでできるだけ心を無にしている。

 

それはそれとして、クリスマスは親子共々楽しみです。ご馳走とプレゼント!夫と娘がケーキを作る予定です。私は菓子作りなどできない。肉の丸焼きはします(蛮族感)。みんな体調崩すなよ!!

ちなみに夫がクリスマスプレゼントとしてルパパト公式読本をくれました。

クリスマスにはシャケを食え!という名言が飛びたしたこのスーパー戦隊ですが、めっちゃ面白いよルパパト〜。二周目からは絶対けいちゃん好きになって見ちゃう。

申し訳ないけど今やってる戦隊は好きでなくて、キラメイジャーとかトッキュウジャーが好きです。DMMで過去戦隊めっちゃ見てる。子供の頃は見たことなかったんだけどね。

監督とか脚本家とか怪人デザインとかスーツアクターとか製作陣の方々のものの作り方がめっちゃ面白くてハマってます。商戦を組み込みつつ分かりやすく大人も子供も楽しめる構成作りとか、動きやポーズだけでキャラクターを表す表現力とか、楽しすぎる。。完全に沼にハマっている。