お絵かきブログ/絵を描いて見えたもの

何かをつくったり、アートに触れたりする楽しさを、共有できたらもっと素敵。

最近描いた絵、描きたい絵

夏休みが明けました。

ブログも随分とあいてしまいました。またぼちぼち更新をして参ります〜。

 

こんなの描きましたよってことで一つ載せておきます。

雲肌麻紙に色鉛筆で描きました。

雲肌麻紙は日本画に使われる紙なんですが、水彩とか色鉛筆でも使おうと思えば使えますね。

色鉛筆だと紙肌の質感が綺麗に出て面白いです。

上の方は紙の地そのままで色を塗っておりません。もともとちょっと黄色味のある紙なんですね〜。

 

夏はひまわりのスケッチを重ねました。

これを元に大きめの絵を描こうと思っています。

まだ咲いているところもあるので、もう少しスケッチできたらいいなと思ってます。できるかな、どうかな。

 

最近目の調子があまり良くなくてーーードライアイなんです。

今度念のため緑内障視野検査を受けることになりました。強い近視ゆえに神経が弱ってるところがあるらしいので。

先生曰く「眼底写真の感じからして可能性はかなり低いけど、万が一ってこともあるから一応検査しときしょうか〜」とのこと。目は絵を描くものにとって大事だからね!受けてくるよ!

 

 

最近は仏教についての本を読んでます。曼荼羅図解欲しいー!高いー!

大学生の頃、古美術研究の授業で仏像芸術に触れたり、履修した哲学の授業で仏教哲学に関して触れたりしたことはあったんですが、ここへきてもうちょっと深掘りしてみようかな、と。

私は絵のテーマとして「祈り」とか「光」を描きたい気持ちがあって、それに通ずる何かが仏教にもあるような気がして。

前に書いた源氏物語からも、日本人の自然観と、昔から今にも通じる思いや願いが学べた感じがする。

私なりの解釈を絵にしていけたらなーと思っています。

 

 

今日は久しぶりの更新だったので、ゆるりと近況報告でした。

また教室の話や美大での話、その他絵関連の話を書いていきたいと思います。

絵が上手くなるための3つのステップ

今日は「絵が上手くなる」ってどういうことなのか、という技術的な話をしたいと思います。

 

絵が上手くなるための段階は大きく分けて3つ。

①思うように手が動かせる

②よく見ることができる

③絵として整理できる

 

順番に見ていきましょう。

 

①思うように手が動かせる

当たり前のように思うかもしれませんが、結構大事。

綺麗な線が引けますか?

ムラなく塗ることができますか?

 

長年描いている人ってさらっと引いた線が美しかったりする。さも簡単そうに引いているので真似してみると、全然同じにならない。

手が思ったように動いて、想像した通りの線や面を作れるかっていうのは、クオリティに直結する。

 

まっすぐな長い線。綺麗な円。大きな面をムラなく塗る。

そういうことができる技術、大事です。

 

これを鍛えるにはどうするか?

丁寧に、何度も、描くことです。

別に毎日線を10本描け!とかは言いません。(←やりたい人はやってもいいよ!)

自分の絵を描くときに、理想通りの線や面が出せているか、意識するようにしてください。

 

 

②よく見ることができる

観察力!!

絵が下手と言われる人って、よく見てません。

(下手な絵でもいい絵はあるよ。技術の高さと表現の良さは別ものである。)

 

このレベルの場合、まず言葉にすることが絵を手助けしてくれます。

写真や実物を見ながら確認します。

頭と胴体の比率って何対何くらい?

翼の形って丸い?三角?長い?短い?胴体のどのあたりから生えてる?

足の付け根はどう?細くなってるところがある?

じゃあクチバシは?

目って顔の真ん中についてる?

頭のてっぺんは黒い?目の周りは?

 

そういうことを一つ一つ言葉にして確認していき、描きます。

 

それができるとだんだんこんなふうになってくる。

そのものに詳しい人(研究者の人とか)が絵も上手く描けたりするのは、よく観察し、知っているからです。

 

これをさらに極めていくと

目と目と比率は顔の幅に対してこのくらいだ、とか

自分の角度から見るとこの部分は細く見えるな、とか

毛の一本一本に影ができてるな、とか

こまかーーーーーいとこまで気づくようになって、それが絵に反映されていきます。

いっぱい見えるようになってくる。

この技術を上げるには、まずはよく観察すること。

そして自分が描いたものを、実物や他の人の絵とよく比べること。

人の絵を見ると、「ここを描くとこんなに本物らしくなるのか!自分には見えてなかった!」って部分に気づきやすいです。その後また実物を見て詳しく確認しましょう。

繰り返しが大事です。

 

 

そして次で大事になってくるのが、

③絵として整理できる

整理の仕方は人それぞれです。あえて平面的にする人もいるだろうし、抽象的にしていく人もいる。今回はわかりやすく少しスッキリさせてみました。紙がちょっとよれちゃったのはご愛嬌ということで。

何を描いて、何を省くか。この選択が個性の出る部分でもある。

 

この技術を伸ばすには、たくさんの絵を見て、描きたいイメージを自分の中で明確にしていくことも必要です。そして実験する。こう描いたらどうかな?って色々試していく。

でも②の技術をすっ飛ばして省くことだけやっちゃうと、リアリティの薄い絵になりがちです。自分の観察力と画力を鍛えた上ですすめていくのがお勧め。

 

 

私もこういう人物デッサンで鍛える練習もしていますが(ちょっとおかしい部分ある…)

作品としては、こういう線でかく感じにしたりしています。



基本的に、上達には

自分の現在の課題の確認→課題解決のための挑戦→フィードバック

を繰り返すことが大事です。

なので完成した絵を自分でどう評価するかの仕組みづくりが大事!お手本となる絵と比べたり、人に見てもらったりするのがいいと思います。SNSのいいね数で評価するのではなく、成長過程を見てくれるような人に意見をもらう方が、上達につながるかな。

良い先生に巡りあえれば、先生に習うのが一番早いです。全体を見ながら成長できるように課題を与えて、フィードバックもくれるはずです。

でも仕組みをしっかり作れば独学でも大丈夫。

 

 

私も良い先生を目指しつつ

ちいきカルチャー八千代台教室にて色鉛筆画講座をやっておりますので、興味のある方、お近くの方はいらしてくださいね〜!

culturecenter.chiikinews.co.jp

 

絵がうまくならないとき

絵が上手くならない。自分には才能がないんだろうか。

そんな悶々とした気持ちを抱えている時に、たまたま読んだブログで紹介されいてこの本を読みました。

そのブログの文が非常に良かったので、ブログ自体を紹介できたら良かったんですが、本当にたまたま出会った記事だったので、探し直しても再び辿り着くことができませんでした。残念。

 

 

この本の良かったところは、努力の方法が書いてあったことです。

 

「練習してるけど上手くならない」っていう人がどういう状態なのか。

ある程度のところまでできるようになると、自分の心地よい状態から抜け出る努力をしなくなりがち。趣味で楽しくやるにはそれでいいのだけれど、上を目指そうと思うのなら心地よいゾーンから追い出すような努力が必要。

長くやっている人の技術が高いかと言ったら、実は全然そんなことないという事実も突きつけられる。

 

一流になった人には才能があったかもしれない。それはこの本の中でもわからない。

でも一流になった人は練習量が一般人より圧倒的に多いのは事実。Sランク、Aランク、Bランクの人がいる場合、そのランクと練習量が比例している。そして皆その練習が楽しいと思ってやっているわけではないという調査結果が書かれている。

 

子供の頃から最適な環境に置かれ、練習を積んできた人が有利なのは確かかもしれないが、大人になってからでも、その分野で使う脳の領域をより適した形に活性化させていくことは可能だと書かれているのは心強かった。

 

で、どんな努力が必要なのかというと、今の自分の限界を超えるために適切な難易度の課題を一つ一つこなしていくこと。

当たり前じゃーんって思うかもしれないけど、この本の中に、才能を伸ばした人が具体的にどんなことをしていたかの例がたくさん載っていて、それをみると自分の努力の仕方は考えが足りてなかったと感じざるを得ませんでした。

 

やっぱり一番はね、良い指導者を得ることですって。問題を解決できる適切な難易度の課題を与えて、すぐにフィードバックを与えてくれる存在。

独学でやるとその「適切な難易度」と「フィードバック」が難しい。

もちろん、独学ではダメってわけじゃない。ただ、やったことに対するきちんとした評価をどうやってやるかという仕組みをよく考えないといけない。

これは個人的に思っていることだけれど、素人同士の評価はあまり良くない。ネットで「添削してください」って言ったとして、きちんとした技術のある人が、その人の目指す絵を理解して、今どの辺の技術を練習をしてて次に何が必要そうかを考慮しながら、フィードバックしてくれることってかなり稀だと思う。

フィードバックって大事だ。予備校とか美大ってすごく恵まれてたな。

私自身も教室でよき先生になれるよう、このことは肝に銘じていきたい。

 

あとこの本に繰り返し出てくるのが「心的イメージ」。

一流の人は心的イメージの質と量がすごい。

絵で言うなら、絵の完成イメージもそれに必要な手順や技法や筆使いも、極めて詳細にイメージできる。だからこそそのイメージとのズレにも自分で気がつけるし、ミスや偶然性による事象に対する引き出しのイメージもたくさん持っているため、咄嗟の対応をしながら進めていける。

心的イメージという呼び方だけど、知識ではなく、身体で覚えている技能的なものを指している。心的イメージを身につけるために練習すると言ってもいい。

 

私の説明ではこの本の内容を網羅できていませんので、気になる人は読んでみてくださいね〜!

 

 

 

私はというと、絵の練習メニューを見直している。

効果があると感じたら私のやり方を記事にしようかなと思います。

練習にはかなりの集中力が必要そうなので、体調管理も大事そう。睡眠時間はしっかりと、ですね。

 

外でスケッチをしてみよう!

「外でスケッチをしてみたいけど、なかなかできない」という意見をチラホラ伺いました。

では実際に屋外スケッチがどんな感じなのか、レポートしてみようと思います!

いざ外でスケッチライフ!

 

今日のお目当てはひまわりです。

公園で咲いているのをチェック済み。向かいます。

咲いてますね〜。

 

あんまり近づきすぎて根を痛めてしまってはいけないので、少し下がったところに荷物を置きます。

クロッキー帳、鉛筆、練りゴム、カッター、削りカス入れ用の缶、クリップ、レジャーシート、鞄です。

水彩とか色鉛筆を持っていくこともありますが、今日は鉛筆で描くのみ!

レジャーシートがBEAMSですが、フラワーEXPO的なやつで無料で配ってたやつです。

たたむとバッグ型になるので地味に便利。

 

レジャーシートを広げてはダメなスペースではアウトですが、こうやってどかっと自分の場所を作ってしまった方が落ち着いて描けます。

場所が決まるまではソワソワするけど、座ってしまえばもうここは自分のテリトリー。鳩が居着く時もこんな気分なのかもしれない。

 

 

鉛筆は3B、HB、2Hの3本。

さすが外へ出向く歴戦に同行した鉛筆たち。風格が違う。

汚れているとか言っちゃだめ。

主に使うのはHBです。

 

 

しかし暑い。こんな時期にやるもんじゃない。

でもひまわりを外で描けるのは今だけだから…!

熱中症対策のため、1時間以内に切り上げる。

真夏のスケッチはタイムレースであり、デスレースなのだ。

最初は全体像をざっくり描くよ。

 

払っても払っても登ってくる虫がおる…。

ちなみに虫除けガードは浴びてから出発してるよ!

蜘蛛には効かない。このサイズなら私的にはセーフ。蜘蛛苦手だけど。

秋は大きいのがいるからみんな気をつけてね!

 

鉛筆を削るときはここで。中に入っているのは紙やすりです。

紙やすりは色鉛筆の先だけ尖らせたい時に使う。なので今日は使わない。

通りすがりの人たちが「この暑い中よくやるよな」って目でチラ見していきますが、大丈夫、私も同じことを思っています。この暑い中ウォーキングできるなんてすごいな。

ウォーキング中の方が行って帰ってくるのを横目に見ながら描きます。いってらっしゃい。おかえりなさい。

 

 

ちなみに今日の場所は道路に面していて人目につきやすく、

後ろ側には木があるため、近くで覗かれることはない。

安全とプライバシーが守られた好立地!

人目はある程度あった方がいいですよ。慣れると気にならなくなりますし。

 

 

50分くらい経ったところで、暑さの限界を迎える。デスゲーム。

なんとかここまで描けたので帰ることにします。

外で描くとなんとなく満足度も上がる。

あ、クリップは風でクロッキー帳のページがめくれないように使ってました。

風のある日はベロンベロン紙が動いて描きにくくなる時がありますゆえ。

 

帰る頃には鉛筆いれが熱でふにゃふにゃに。暑さ、恐るべし!!

もう暑さから早く逃れたくて、カメラでひまわりの写真をとってくるのを忘れました。てへ。

普段はスケッチしたものを後でも見返すことができるよう、写真を撮っています。

スマホだと資料整理が面倒になるのでSDカードで管理しやすいカメラで。

ブログ用の写真はスマホで撮ってたので、こちらの記事を作ることができました。

 

 

帰ってきてからスケッチしたものを見返してみます。

悪くないんじゃない!?

描けば描くほど精度が上がっていくので、またひまわりを描きに行きますよー!!

 

 

いかがでしたか?

外でのスケッチ、やってみると意外となんてことないというか、難しいことはありませんよ〜!

人に見られる恥ずかしさはあるかもしれませんが、慣れます。

スケッチ経験者は「おっ頑張ってるな」って思うだけだし、未経験者は「絵、描いてるな〜」って思うだけです。多分。

経験上、若い頃は話しかけられ率が高かったです。若い子と話したい人のターゲットにされるというか。そこだけね、気をつけて。

その辺は30過ぎてから楽になりました。絵に興味ある人にしか話しかけられなくなった!

歳をとるといいこともある。

 

 

今回使った道具たち

 

 

クロッキー帳は廃盤商品を使っているため、上記の商品は同じメーカーの別製品です。F6サイズを使用。

 

www.nakagawa-masashichi.jp

贈り物でもらいました。F6サイズが入る!

雑記。

7月になりました。暑いですね。暑すぎますね。

そんな暑さの中、今年の夏はひまわりのスケッチをたくさんするのが目標です!!

熱中症に気をつけなきゃいけないね。。。1時間が限度かも。

でも区切りのいいところまで描きたくなっちゃう!

 

スケッチをしているとだんだん頭がクリアになってくる感じがあって好き。

描く瞑想。

「人に見せよう」とか「上手く描こう」としてるとそうはならないんだけど、ただただ、目の前にあるものを写し取ろうとしていると瞑想みたいになってくる。

そこそこ描ける&スケッチ・デッサンが好きなタイプの人なら味わったことのある感覚じゃないかな。

 

 

最近アウェアファイっていうアプリを購入しました。

lp.awarefy.com

高いので安易にはおすすめしない。一年で19000円します。

ACT(アクセプタンス&コメットメントセラピー)に興味があって。

「いま、この瞬間」自分の中にある思考や感情を受け容れながら(アクセプタンス)、自分自身が大切にしたい価値に向かって行動パターンを作り上げる(コミットメント)ことを目指す認知行動療法の一つらしいです。

自分自身の価値観に沿って、ってところがポイントで。

このアプリでは、ACTの手助けをAIがしてくれる感じ。

AIチャットがあるんだけど、慰めたり解決方法を提示してくれるっていうよりは、「なぜそう思うようになったのか」を掘り下げて「その感情を自分の中でどう対処するか」を少しずつ身につけていくために考えさせる返事をくれる印象。

今の私にはあっているかもしれない。

 

でもね、ほんと高いから安易にはお勧めしないわ笑 責任取れないもん。

この機能でこれは安い!と感じる人もいると思う。期待外れって人もいると思う。

気になる人はよくよく情報を集めて試してください。

 

ちょっと話が逸れたけど、このアプリを使いながら自分の絵の付き合い方とか、生活のこととかを考えています。少し視界が開けてきた!

もう少し自分の心をゆるめつつやっていこうと思います。

 

 

 

さて、このブログを定期的に見に来てくださっている方にお知らせなんだけれど(いつもありがとうございます)、ちょっとね、教室の宣伝記事をね!挟ませてもらいます!

私自身、商業的なニオイの強すぎるブログとか、キラキラの面しか見えないブログはちょっと苦手なので、今みたいな雰囲気の記事も書きつつ、でも背に腹は変えられないってことで宣伝記事もね、入れさせていただきます。

とはいえ、教室に興味のある人だけでなく、絵に関わる人にとってそれなりにうまみのある記事にしたいとは思っております。「続きは教室で!」みたいな記事で完結しない内容にはしないつもり。

それでも嫌な人もいると思うので、断りの文をここに書かせてもらいました。許してくれ。

 

 

オンライン講座も作りたいーー。そろそろやっとテスト動画第一弾ができそう。

チェックが通ったら本編作り。

動画編集ソフトの使い方がわからなすぎて、手間取ってる。

初めてのことだらけ〜!!

一歩ずつですね。

作りたい講座は脳内にはいっぱいあるんだ。。。

イデアがなかなか外に出れなくて頭ん中が大渋滞してる笑

【美大の思い出】生物制作

今回は生物制作です!!

 

前回はこちら

seitua.hatenablog.com

 

 

生物制作で私はウミガメの絵を描きました。残念ながら写真がねー残ってないのよ。

ごめんなさい。絵の本体は実家にある。はず。

 

 

まず生物制作はスケッチから始まります。

写真見て描くな!っていう。

あ、全然写真を利用して描くのはありだと思うんですが、美大生ですから、勉強のためにもちゃんと写生しようねっていう。

 

各々が動物園なり水族館なりに行きまして、一週間くらいはスケッチにあてました。

平日の水族館、園児の団体が来てまして、私の絵をのぞいて「すごーい!漫画家になれるよ!」って言ってくれました。ありがとう。可愛い。

 

教授からは生物スケッチの方法として

・小さく全体を描く

・いろんなポーズを描く

このように言われました。

まず大事なのは動きを捉えることだと。

細かいところは描いているうちにだんだん見えてくると。

これ、その通りなんですよ〜。

 

最初は丸の組み合わせみたいなざっくりとした全体像で良くて。

人体クロッキーでも動きを一本の線で捉えてから描く方法がありますが、それも同じ理論だと思う。

全体の動きを捉えられるようになってくると、自然な形で細部を描き込めるようになっていきます。

 

この経験はこどものスケッチをした際にも活かせた。

 

「下手でもいいから感動した線を描きなさい」と教授は言っていた。

これは写真資料という媒体が苦手とする部分。

写真は細かいところも正確に映し出してくれるし、動くものを静止画にしてくれるし、三次元の物を二次元に置き換えてくれるから、とっても絵にしやすくしてくれる。

でも感動する線を写真から見つけるのは難しい。

 

 

↓これは最近描いたユリのスケッチですが、

こういう線の強弱は、写真だと弱まってしまうと思う。

 

ここまでスケッチに関する内容でお送りしましたが、生物制作の講評で言われたことは、以下の四つです。生物制作以外にも当てはまる、絵全般の話。

 

 

形を単純に置き換えて画面を構成する

全体の構図の話ですね。単純な形に置き換えても、画面としていいバランスか(物の大きさも、色も)。細かく描くことに気がいきすぎると全体のバランスが崩れる。描いている途中に離れて自分の絵を見るように言われるのもこのバランスをチェックするため。

 

メインを出すための配色

いかに主人公を前に出してこられるか。周りの色はメインのものを引き立たせる色になっているか。綺麗な色ってだけじゃだめ。メインを出すには周りが濁った色の方がいいこともある。主役をちゃんと主役にする配色を考える。

 

途中から一気に直す勇気

最初だけでなく、途中でも形を確認する。本当にこれで良いか?

違和感がある時、迷う時、思い切って修正する勇気も必要。

 

何を描きたいかが一番大事

技術も大事。でも技術は「何を描きたいのか」に伴ってくるもの。

まずは自分が何を描きたいのかに向き合い、それを表現しようと努力する。拙くても。

 

 

いかがでしょうか。

自分の制作にぜひ役立ててみてください!

 

 

 

さて次の授業は…と私の大学時代の講評のノートをのぞいてみますと

「基礎構成演習」ー!!!

これ説明するのめんど…じゃなかった、結構大変ですね。図形とか用意しないと説明できない。いつかは書きたいけど、すぐには無理そう。

 

その次は「油彩画」(当時女子美は別の科の制作をして学ぶ授業があったよ。今もあるのかな?)、その次が「模写」です。

どっちにするかは未定です。

お楽しみに!

 

コンクールで講評を受けてきた

市の美術コンクール(公募)に作品を出しましたよ!

コンクールがあることを知ったのが搬入日1ヶ月前だったので、今回は既存の作品を出しました。(他展示作品OKの公募でした)

 

規定が50号サイズまでだったので、大きい作品の方がいいだろうと思い、こちらを。

とは言っても、これ10号ですけどね。

色鉛筆作品では今の所一番大きい!しかも額装済み!

 

賞は取れませんでした。

そう簡単には取れないよね〜と思いつつ、ちょっと悔しかったり(正直)。

 

昨日作品講評があったので、行ったんですが、

時間間違えてたー!!!

1時間遅れて行っちゃったー!!

着いた時にはもう終わる頃でした。。。

 

呆然としていると、講評をしていた先生に話しかけられたので、

これはチャンス!!!と

「もしよければ今から講評していただけませんか?」と図々しくお願い。

快く引き受けてくれる先生。

めっちゃ優しい〜〜〜(泣)

後から調べたらこの方、すごい先生だった。恐縮すぎる。

 

講評、的確の嵐だった。

「厳しいこと言ってごめんね?」って言われたけど、

内容はその通りだし、この絵をよくするにはどうしたらいいかってことを真剣に考えて発言してくれているのがわかったから、全く嫌な気持ちにならなかった。

私はかなり打たれ弱いんだけれど(気にしい)、真心のこもった指摘って傷つかないんだなと思った。

褒めてもくれたからかもしれないけど(笑)

アメとムチの使い方最高。

 

最近は新しいことをする絵がもてはやされるけれど、こういう真面目に仕上げた絵が僕は好きですよ、って言ってもらえたのが、とても嬉しかった。

この丁寧さをずっと忘れないようにって言われたのが、心に沁みた。

最近ちょっと色々焦ってたからね。

お金問題絡んでるしね。

 

でも売れるものやSNSでの反応にちょっと固執しすぎてたかなー

会場で何人かの先生方とお話しして、私の絵はアカデミックな方面の方からの方が評価高い?って思いました。

進め方考えていかないとな。

 

まだあんまり自分の考えがまとまっていない。

大きい絵を描くようにお勧めされたので、挑戦してみたい。

お金にはならないけど。。(←重要ポイント)

でも大きい絵にワクワクするんだよなー!!

自分の本質がアカデミック寄り。

もし自分が大富豪だったら、ずっと絵の勉強をしていたい(笑)

 

教室では今まで勉強したことをどんどん還元しますよ!!