お絵かきブログ/絵を描いて見えたもの

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現代の日本画って?

創画展という現代の日本画の公募展を見に行ってまいりました。

 

「現代の日本画って何?」と思う方も結構いるのではないでしょうか。

実際に私の周りの人に聞いてみても、日本画というと「浮世絵」や「水墨画」を思い浮かべる人が多かったです。

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しかし日本画はそういったものだけではありません!

もちろん伝統的な日本画の名作たちも大好きなのですが、日本画にもいろいろあるよということを声を大にして伝えていきたいのです。

 

例えばこちら。

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これは私がもっているポストカードですが、全て日本画作品をカードにしたものです。

カラフル。きれい。現代的。

 

 

きっとここで

「え?何をもって日本画と呼ぶの?」

と思った方もいるでしょう。

 

 

すばりお答えします。

「岩絵の具を使って描いた絵」です。

どんなものを描くかは関係ないんですね。

 

岩絵の具というのはこちら。日本で古くから使われてきた画材です。

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砂っぽいというか粉っぽいというか。

もともとは岩を砕いてつくられていました。

今は岩を砕いたものだけでなく、人工的につくったものがいっぱい出てます。

これを膠(ニカワ)という動物のゼラチン的なもので溶いて、絵の具として使います。

 

 

写真だと分かりにくいんですが、日本画って岩絵の具独特の厚みと深みがあって、すごく美しいんです。

ぜひ実物を見てもらいたい。

 

今回私が見に行った創画展には、抽象画やデコボコした絵もあってとても面白かったですよ!

創画会ホームページでもいくつかの作品が見られるので、興味をもった方はぜひこちらもどうぞ。

創画会 | The SOGA-kai Association of Japanese Painting

新しい日本画の世界がひろがります。