お絵かきブログ/絵を描いて見えたもの

何かをつくったり、アートに触れたりする楽しさを、共有できたらもっと素敵。

眠り

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爬虫類が好きだ。

つぶらな瞳、するりとしたフォルム、悟ったようにも見えるし、全く何も考えてないようにも見える表情。

好きだ。

蛇とか鰐とか、身の危険を感じる爬虫類は苦手だけれど。

 

動物園の爬虫類・両生類館にいくと、トカゲ、イグアナ、ヘビ、ワニ、カメといった大小様々な爬虫類たちがそれぞれの檻の中でのそのそと動いていた。

檻の中には、動物の生息する環境に似た世界が人工的につくられている。

その中で一匹のトカゲが、あたたかそうなオレンジのライトに照らされて気持ちよさそうに眠っていた。

 

よくペットショップで爬虫類が電気スタンドのような照明に照らされているのを見かける。

爬虫類は寒さに弱いというイメージをもっていた私は、あのライトがあたたかさを保つヒーターのような役割を担っていると思っていたのだが、どうやら違うらしい。

ある種の爬虫類は、日光浴をすることで体内に必要なビタミンを作り出す。

そのため、日光にあたることのできないケージの中の爬虫類が日光エネルギーを補充できるよう、専用の紫外線ライトを照らしているというのだという。

多くの生き物が太陽に依存して生活しているんだなぁとぼんやり思う。

 

自由に日光浴のできない動物園の檻の中のトカゲ。

寝息にあわせておなかのあたりが規則的に小さく動く。

少しの同情心を抱きつつも、その安らかな顔に癒される。

爬虫類はかわいい。

 

ゆっくり、おやすみ。

夕やけこやけ

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中山うりさんの「夕焼け空に摩天楼」という曲を聞いて描きました。

絵の中に摩天楼はないですし、曲中に女の子とロボットが出てくるわけでもないのですが(笑)

なんとなく思い浮かんだ1シーンです。

 

私はロボットの感情ものストーリーに弱いのです。

鉄腕アトムとかプルートゥとかワンダープロジェクトJといった漫画やゲームが大好きでした。

 

ロボットの感情ってなんだか純粋なイメージがあるんですよね。

初めてもつ感情を、真正面から受け止めているように見えるんです。それってとっても美しい。

私はどうだろうと思い起こしてみると、感情をもっていることが当たり前になりすぎて、素直な気持ちを複雑な理由で覆い隠していることが多々あるな、と。むしろ自分でも何が本当の気持ちなのか分からなくなっている時さえあるな、と。

 

逆にロボットものストーリーには、ロボット自身が「自分が感情をもつはずがない」と思い込み、生まれてきた感情を否定しているパターンもありますね。

そういうシーンを見ると「いいんだよ、それが君の感情なんだよ…!」と声をかけたくなる衝動に駆られます。

もしかしたら、「自分の感情を否定しなくていいんだよ」と自分自身が気づかされるようで、ロボット物語が好きなのかもしれません。

お絵かきブログをはじめる

はじめまして。seikoと申します。

タイトルの通り、このブログでは絵を描いて、感じたこと・思ったことを書きつらねていこうと思っております(注:今回は絵なし)。

 

今日はちょっとした身の上話。

実は私、学校に通って絵の勉強をしていた時期がありました。

けれどもプロになる道はそう簡単なものではありませんし、何より絵の世界を突き進んでいこう!という強い意志と勇気を持てませんでした。

自分が描いたものを認められないこと、傷つくことが怖かったのです。ダメダメですね。

そんなダメダメなくせに自尊心ばかり高い自分が嫌になり、私は絵を描くことから離れました。

 

アートとは全く異なる仕事に就き、いろいろな人に出会いました。良い人にも悪い人にも逢いました。社会の歯車に乗っかる面白さも窮屈さも両方身にしみて感じました。

そんなある時、ふと「あ、また絵を描こう」と思ったのです。

幼いころ、毎日らくがき帳をひろげて夢中になってページを埋めていた時のように、ただただ純粋に、自分の好きな絵をまた描きたいなと思うようになったのです。

今の生活が充実しているからこそそう思えたのかもしれません。

 

どうせ描くなら誰かに見てもらいたい!

でも社会人になると趣味で描いたものを公表する場ってなかなかないですよね。

そこでこのブログを始めようと思い立ったわけです。

 

というわけで、次回から絵を載せていこうと思います。(勉強してたのにこのレベルの絵なの?と思うかもしれませんがそこは何とぞあたたかい目で・・・!)

はじめてのはてなブログ、至らぬところも多々あるとは思いますが、楽しく続けていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

ごゆるりとお付き合いいただければ幸いです。