お絵かきブログ/絵を描いて見えたもの

何かをつくったり、アートに触れたりする楽しさを、共有できたらもっと素敵。

諦めることは明らかにすること

先日こんな記事を読みまして。

作家山崎ナオコーラさんの「あきらめる」子育てとは - 北欧、暮らしの道具店

 

調べてみたら、「諦める」の語源は「明らむ」。つまり「明らかにする」ことから来ているそうなんです。

仏教で「諦める」とは「物事の理をはっきりした上で、その理に合わないことを捨てる」ことを指すのだとか。

これ、大事!って思いました。「諦める」という言葉を使うとどうしてもネガティブなイメージがついてまわります。でも「明らかにする」と考えると、現実を受け止めて次の手を考える、前へと進むニュアンスが入ってくる感じがするんです。

理想の自分とは違う行動をとってしまったり、周りと比べて焦ったりしたときに、諦めたらなんだか負けたような気持ちになるけれど、そういう自分はそういう自分であることを認めて明らかにして、これからのことを考える。

絵を描く時間がなかなか取れなくて、周りの人はどんどん進んでる気がして、どうしようって思ってたけれど、実際時間が取れないことはもう明らかにして、今の自分にとって必要なことを取捨選択していく。それしかないんだなって認めました。こうやって大事なことだけが残っていって、どんどん自分が明らかになっていく。

 

 

 

こんな本も読んだんですが、子供の頑張り方と大人の頑張り方って変えなきゃいけないらしいんです。

子供は体力もありますし身体が成長する事によってできることが増えるという面がありますから、我慢したり最後まで諦めずに粘るような頑張り方が有用だったりするんです。だからそういう教育を受ける。

大人になると、我慢していればできるようになるわけじゃないし体力だって減ってくるので、うまく休みながら走れる技術が必要になってくる。でも我慢して最後まで力を振り絞る一生懸命な子供時代を送ってきた人ほどそのやり方が抜けなくて(その方法による成功体験もありますしね)、結果、疲れきっちゃったりするらしいんですね。

頑張ればなんとかなる!っていう方法ではなく、自分の状態とうまく付き合いながら休むことを忘れずケアしながら進んでいくっていうのが、大人には必要なんだなぁ。

疲労をコントロールするための実践的な考え方や方法が載っていてなかなかの良書でした。

 

そういうわけで、最近は自分の生活や身体の調子など、色々なことを「明らかにする」のをテーマに日々を過ごしています。

もーね、私ね、最近目のトラブルが続いてましてね。。。ドライアイ、飛蚊症、光視症。ちゃんと検査してもらって怖い病気ではなかったです。ドライアイの目薬、3種類も出されちゃったよ。眼科の先生が「脳の血行が悪くて出る症状かも」とかいうから脳神経外科MRI、MRAまで受けてきました。脳外の先生は「結構そういう症状の人来るんだけど、大抵異常ないんですよね。様子見でいいと思いますよ」と言ってまして、結構いるんだと事実に少し安心しました。

うまく自分の身体や心と付き合っていきたいですね。

 

 

顔彩画。今回は画仙紙ではなく和紙に描いてみました。スマホ撮影だと紙のうねりが影になって写っちゃいますね。。まあ練習制作なので良しとします。

風船を描いたつもりだったんですが、なすび袋みたいになってしまいました。形状注意。

和紙は画仙紙の時と違って水彩絵の具みたいな感覚で描けますね〜。滲まないし伸ばせる。塗りやすかったです。でも顔彩ならではの粒子が紙にのる感じを活かすには画仙紙の方が向いてるのかなという印象を受けました。探究の日々。

 

モルフォ人体デッサンも続けてます。

 

色鉛筆画は公募展用なので公開できず。色鉛筆画に一番時間を割いているのに、ブログ上だと色鉛筆画は最近描いてない人みたいになってますね!