子供の通っている幼稚園で「造形」の時間というものがありまして、専門の先生が来てくれるんですよね。
幼児造形の考え方ややり方には関心させられっぱなしです。日々感動してる。
幼児造形は、美しい作品を作ることや絵が上手くなることが目的ではなく、造形活動を通して人間的に成長することを目標としているんです。だから生きていくのに大事なことがたくさん詰まってる。
人の話を聞くこと、観察すること、考えること、実行に移すこと、困ったとき人に助けを求めること、そんなそんななんやかんやを、造形を通して知っていくわけです。
娘の園には三ツ山一志先生という方が来てくれています。素晴らしすぎて、もはや私が先生のファンです。
先生のお話の中にこんな内容のものがありました。
お友達は競争相手ではなく共生相手です。古い美術の教えに「人の真似はするな」という言い方がありますが、人のすることは「情報」です。すごいと思えばやってみればいい。これは感心する「力」です。
すぐにできることは「上手」ですが、できないことをできるようにするのは「がんばる」です。「自分でこんなふうに描く」は頑張る練習です。
絵を描いたり作ったりする活動は「自分ならこうする」と決める練習です。これが「自己表現」です。
自分で決められないこともあります。そんな時のためにお友達がいます。お友達のことを参考にしようとする気持ちに「自分で決めろ」とフタをしてはいけません。「自己表現」は独自のアイデアではなく、いろいろなものを参考にし「自分でこうする」と決めることです。
これ大人にもビシビシ刺さりますね。
私も好きな作家さんの絵をどんどん研究して吸収して自分の理想を目指そ!!
ちなみに最近はモルフォ人体デッサンをメインにやってます。そのことについてはまた今度。