今回も構図の本を読みましたよ!
こちら。
水墨画の空間表現(余白等)の手法を学びたいと思って探したのですが、水墨画の構図に焦点を当てた本って意外と見つからなくて。なんとか発見したのがこちらの本でした。
白い空間を残すことで、時の流れや背負う感情を表現するところがとても面白く感じました。
もはや白い空間を残すというより、白い空間で描く。白い部分を表現方法のひとつとして、構図を組み立てているということがよくわかりました。
ただ、最終的に構図を感性や長年の経験で調整しているとする点も多く、この本を読んだことで構図のhow toが身に付くわけではないですね。
どういう考え方のもと水墨画の構図が作られているのか、それを理解するのに役立つ本でした。
読んでいて感じたんだけれども、水墨画の美学って生け花に似ている。
実は私、生け花を教える資格を持ってるんです。看板と名前をいただいているのです。(子供うまれてからやめてしまったんだけども…)
主と添えの関係や、空間を作る感じ、魅せ方などが、感覚的に近い。
生け花を生けるときに「日本画として成り立つように」と意識したら評価が良かったこともあるので、日本の美学として根底に流れるものは一緒なのかもと思ったりもします。
そして私はそういう日本の美学が好きなんだろうなと思います。
最近かっこいいと思っている推しの作家さんがいまして、こちらの方です。
今宵、夜桜を見に… pic.twitter.com/P3kDyxNOlD
— 中沢梓 大和絵師 (@azusanakazawa) 2021年3月22日
中沢梓さん。
大学の先輩に当たるので(面識はない)在学中の絵も見たことがあるんですが、成長力が凄い。もちろん当時の絵も良くて真剣に絵と向き合っている人の絵だったんですが、
今はもうご自身の世界を確立させて、技術もアップして、麗しさと力強さがあって、すんごいかっこいい。。。
卒業後もひたむきに進んできたんだろうことも伝わってきて、感動しました。
とにかく美しいなぁ。画集欲しかったけど買えなかったのが残念。また販売しないかな。
子育ての傍ら描いている私がこんな言い方をすると失礼かもしれないけど、いつかは私もこの境地にいきたい。こんな美しい絵を描きたい。
出遅れたけどここから10年先に向けて頑張りたいです。
とか言っているのに!
全然描けないよ〜(泣)
上の子も夏休み、下の子も暴れん坊の盛り、自分の時間どこ行ったの。帰ってきて。
と、とにかく今のうちに日本美術を勉強します。
ブログの書き方も今考え中。
今までブログを書く際は、それなりのテーマを掲げて書くか、絵を載せるか、どちらかを満たすように自分ルールを設けていたんだけども、もっと思いついたことをどんどん書いて頻度を上げるか、今まで通りで行くか、悩み中です。
とある方がブログで「ツイッターやFacebookはプッシュ型。相手にどんどん自分の発信を見せつける。だから相手にとって有益な情報である方が心地よい。逆にブログはプル型。見たい人がわざわざ見にくる。だからどうでもいいことはあえてブログに書く。見たい人だけがそれを見にくる。」って書いてたんですよ。
まあそんな単純に線引きできないしSNSに求めるものは人それぞれなので一概にそうとは言えないとも思うんですが、私としてはしっくりくる部分があって。
ツイッター上でのどうでもいいつぶやき。見るのは楽しいんですが、自分がつぶやくとなるとなんだか躊躇してしまって、うまく活用できないんですよね(笑)ブログの方が思っていることを書きやすい。
どうしようかなー。
あ、頻度を上げたとしても制作やアートに関わる話がメインなのは変わらずですので。
考えときます。