中山うりさんの「夕焼け空に摩天楼」という曲を聞いて描きました。
絵の中に摩天楼はないですし、曲中に女の子とロボットが出てくるわけでもないのですが(笑)
なんとなく思い浮かんだ1シーンです。
私はロボットの感情ものストーリーに弱いのです。
鉄腕アトムとかプルートゥとかワンダープロジェクトJといった漫画やゲームが大好きでした。
ロボットの感情ってなんだか純粋なイメージがあるんですよね。
初めてもつ感情を、真正面から受け止めているように見えるんです。それってとっても美しい。
私はどうだろうと思い起こしてみると、感情をもっていることが当たり前になりすぎて、素直な気持ちを複雑な理由で覆い隠していることが多々あるな、と。むしろ自分でも何が本当の気持ちなのか分からなくなっている時さえあるな、と。
逆にロボットものストーリーには、ロボット自身が「自分が感情をもつはずがない」と思い込み、生まれてきた感情を否定しているパターンもありますね。
そういうシーンを見ると「いいんだよ、それが君の感情なんだよ…!」と声をかけたくなる衝動に駆られます。
もしかしたら、「自分の感情を否定しなくていいんだよ」と自分自身が気づかされるようで、ロボット物語が好きなのかもしれません。