お絵かきブログ/絵を描いて見えたもの

何かをつくったり、アートに触れたりする楽しさを、共有できたらもっと素敵。

枯れたユリ

最近いろいろと描きたいものがあるんですが、なかなか一枚の絵が仕上がりません。

時間と描くスピードが欲しい・・・!

 

ブログはちょこちょこ更新したいので、ちょっと前に描いたものを引っ張り出して来ようと思います。ストックがつきるまで、どれくらいもつかな(笑)

 

今回は枯れたユリです。

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植物の枯れた姿を美しく描きたかった!

 

こんな風に全体的に枯れてしまう時には当てはまらないことですが、

「花が枯れる」ということは、実は美しいことなんじゃないかと思っています。

 

「花」は子孫を残すために虫に来てほしいから咲いているわけで、いわば周りへのアピールのためにきれいに着飾っています。

じゃあ花が枯れて実を結ぼうとする時っていうのは、着飾るのをやめて自分の本能に沿った姿になろうとしている時なんじゃないか、と思うんです。

周りへ愛想をふりまくんじゃなくて、自分の中の内なる力と向き合っている時。

美しいです。

 

花が咲いているときはもちろん綺麗だし、たくましくて好きですけどね。

 

 

 

 

ユリの花は絵のモチーフとして好きなので、けっこう描いています。

こんなのとか

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こんなのとか。

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今回は鉛筆・色鉛筆で描いたものに絞ってみました。

 

色鉛筆は24色トンボ色鉛筆、

鉛筆はステッドラーのものを使用しています。

私が描く線はやわらかめのタッチなので、ユニの鉛筆(やわらかい)を使うとぼやけた感じになってしまいます。

なので固めのステッドラーが私には合うみたいです。

自分に合う画材探しも楽しいですね。

ポップン風イラストを描いていただきました!

ことこと(id:cotocotocoto)さんに、私のイメージをポップン風のイラストにしていただきました!

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すごい・・・!すごく素敵!!

こちらの絵、ことことさんが「ブログを読んでそのイメージをポップンミュージック風のイラストにする」という企画をやっておりまして、私が応募して描いてもらったものです。

今までにことことさんの描かれていた絵の線や色使い・デザインがとてもきれいだったので、きっと素敵な絵を描いてくれるんだろうなとかなり期待していましたが、その期待よりもさらに素敵な仕上がりでした。

ことことさんによると、私の色鉛筆画の繊細なタッチ(←自分で書くの恥ずかしい)から連想して、しなやかな指使いを見せよう!ということになり、あやとりをする不思議妖怪にしたとのことです。嬉しい。

 

今回、私からは「こういう風にして」という指定は何も出さなかったのにも関わらず、私好みの要素がふんだんに入っていて、その観察力とイメージ力にも驚かされました。すごいぃぃ

それにことことさんの絵って、表情やポーズが描くキャラクターにマッチしていて、生き生きと魅力的に見えるんですよね。うっとり。

 

 

そして、別バージョンでこちらの絵も描いていただきました。

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パキッとした線と色使いが素敵ですよね。

実際の私はもっともっさりしています(笑)こんな風になりたいなー!

 ことことさん、本当にありがとうございました!!

 

 

こんな素敵な絵を描いていることことさんのブログ、おすすめです!

cotocotocoto.hatenadiary.jp

絵以外にも文房具の記事なども書かれています。

丁寧な文章から身の回りの道具への愛情が感じられます。

詳しくはないものの方眼ノート派で紙製品好きの私としては、絵の記事も文具の記事もどちらも楽しく読ませてもらっています。

 

 

 

 

 

ついでなのでポップンミュージックの話を少し。

ポップンミュージックは9個のボタンを曲にあわせて叩いていく音楽ゲームです。

学生の頃友達の影響で好きになり、専用コントローラーを買って家で遊んでいました。引っ越すときに処分してしまったので今はもうないけれど。

音楽が好きでハマったというのもありますが、ポップンミュージックは出てくるキャラクターもかわいくて、当時はよくその絵を真似して描いたりしていました。(※ことことさんのように上手くは描けない)

 

その頃私の界隈では「かごめ」ちゃんというキャラクターが人気。

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ミステリアスな雰囲気の女の子のキャラクターでした。

 

うーん、

なんだか久しぶりにちょっとポップンがやりたくなってきた。

うつりゆくもの

過去に描いた絵。

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「うつりゆくもの」と「その中にあるかわらないもの」に心惹かれます。

「はかないものは美しい」的な感覚に近いかな。

 

 

でも、桜はすぐ散ってしまうから儚くて美しい、というのとはちょっと違うんです。

この絵の中にあるモチーフで言うならば、

冬を越せないであろう一匹のちょうちょの中に永遠を感じることもあるし、

堅固に見える鉄やコンクリートでできた大きな工場に儚さを感じることもある。

 

 

「それじゃあ何でもありじゃん!」って言われそうですが、実際何でもありですね!(えっ)

 

その時のシチュエーションや考え方や感情によって、景色の見え方がかわってくることは、多くの人に経験があると思います。

私は、その時々に新たに発見できる「うつりゆくもの」と「かわらないもの」に胸をつかまれるのです。

 

 

 

絵を描き続けていると、そういう自分にとっての胸キュンポイントに敏感になって、世界の見方が楽しくなると思っています。

なぜなら、日々の生活の中で自然と自分の感性に響くようなものを探すようになってくるから。

それが私が絵を描く理由のひとつです。

 

「あ、このモデルさんきれい!こういう女性の絵を描こう」とか、「今日の夕空はきれいだなー。この色使いを参考にしよう」とか、いろいろなものをよく観察するようになるってこともあると思います。

  

と、言っている私も、うまく描けない苛立ちを感じて、自分の視界から消し去るように描いたものをゴミ箱へ押し込んだことがあります。

絵の世界で活躍している友人を見て、なんとも言えない息苦しさを感じたりしたこともあります(しかしその友人を応援しているし、活躍が嬉しく、自慢でもある。複雑な嫉妬心だなぁ…)。

 

そんな風に思い悩むこともありますが、絵を描くことで得られるものがいっぱいあるので、やっぱり描き続けたいと思っているわけです。

絵を描くことを自分のアイデンティティにしたいという思いもあるかな。

ファーバーカステルの色鉛筆を購入・比較

ずっと欲しいと思っていた、ファーバーカステルのポリクロモス色鉛筆120色セットを購入しました!

 

今まではトンボ色鉛筆24色セットを使っていた私。

ファーバーカステルの色鉛筆120色を使うとどれくらいの差が出るのか、試してみました。

24色と120色では色数があまりに違うので純粋な比較にはならないと思いますが、これから「ちょっといい色鉛筆に手を出してみようかな」「色数を増やしてみようかな」と考えている方の参考になったら嬉しいです。

 

 

まずトンボ色鉛筆24色を使って描いたのがこちら。

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我が家の愛猫こたろー君。

24色でもけっこう描けます。お値段もリーズナブルで手に入りやすいので、トンボ色鉛筆も気に入っております。

描き心地はかため。紙目をつぶすように、カリカリと細かい所を描ける感じが好きです。

 

 

続いて、ファーバーカステルポリクロモス色鉛筆120色を使って描いたのがこちら。

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発色が全く違いました。鮮やか。きれい。深みが出ます。

混色もしやすいですね。重ねて塗るとすっと色が混ざります。

描き心地はトンボ色鉛筆に比べるとやわらかめ。細かい所もきちんと描けますが、今回のように荒目の紙を使うと紙のデコボコが残ります。

 

紙の質感の出方は好みによりますね。

紙目のデコボコした感じが残っていた方があたたかみがあって好きという方もいますし、写真のようなリアルな絵を描きたい方はデコボコした感じが邪魔に見えて嫌だったりします。

写真風リアル絵を描きたい方は、細目の紙を選ぶことも忘れずに!

 

 

 

今回比較してみましたが、どちらの色鉛筆にも別のよさがあります。

はじめて色鉛筆に触れるならトンボ色鉛筆でも充分かなと思います。

そこで「色鉛筆いいかも!」と思ったら、グレードアップしていくというのがいいのではないでしょうか。

 

 

使用したもの
トンボ鉛筆 色鉛筆 NQ 24色 CB-NQ24C

トンボ鉛筆 色鉛筆 NQ 24色 CB-NQ24C

 

 

 

マルマン F2 スケッチブック アートスパイラル 24枚 厚口画用紙 レッド S312-01

マルマン F2 スケッチブック アートスパイラル 24枚 厚口画用紙 レッド S312-01

 

 

美術検定4級を受験しました

昨年の話になりますが、美術検定を受験し、年末に合格通知が届きました。

やったぁ!

私の受けた4級は合格率がかなり高く、難しいものではないのですが、やっぱり合格すると嬉しいですね。

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美術検定4級は、中学・高校の教科書に出てくる作家・作品に関する問題が出題されるレベルで、「THE・美術入門」という感じの級です。

それでも意外と知らない作家がいて、普段自分からは見ないような作風のアート作品を知ることができ、なかなか刺激になりました。

 

興味がわいた方は美術検定のホームページも見てみてください。

模擬問題もありますよ。

http://www.bijutsukentei.jp/

 

 

美術検定4級勉強方法

美術検定4級のテキストはこちらです。 

この絵、誰の絵? 100の名作で西洋・日本美術入門

この絵、誰の絵? 100の名作で西洋・日本美術入門

 

 

はじめて学ぶ美術の歴史 一問一答 美術検定4級練習問題

はじめて学ぶ美術の歴史 一問一答 美術検定4級練習問題

 

 私は『はじめて学ぶ美術の歴史 一問一答 美術検定4級練習問題』のみを買って勉強しました。

両方そろえるか悩んだのですが、もともと持っている日本美術の本と内容がかぶっていたら嫌だなぁ…と思い、問題集のみを買うことに。

 

実際受験してみて、ネットを活用すれば問題集だけでもなんとかなるなと思いました。

ただ、全く今まで美術に触れたことがないという方は両方そろえた方が勉強しやすいと思います。

 

 

私が行った勉強方法はというと・・・

 

まず問題集に載っている作品を片っ端からネットで検索しました。

問題の選択肢に出ているものや、解説の中に名前だけ出てくる作品、全てです。

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(↑この絵の服、最近着ているアシンメトリーのパーカーを再現しようとしたんですが、うまくいきませんでした笑)

 

調べた作品の画像は全て印刷し、ノート(ルーズリーフ)に貼ります。

そして、問題集の解説から得た知識を、貼った作品画像の横に書きこんでいきます。

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作品は作家ごとにまとめて貼りました。ルーズリーフなら後から作品が増えても追加しやすいし、順番も変えられるので便利です。

こうして自分オリジナルの美術作品ノートを作成。

そのノートを何度も読み返して試験に挑みました。

 

4級はここまでかっちり勉強しなくても合格できる気もしますが、「受かること」よりも「もっと美術を身近に楽しむこと」が目的だったので、趣味の時間を過ごすように楽しみながらノートづくりに励みました。

 

 

私は今まであまり西洋美術に興味を持っていなかったのですが、今回勉強したことで、好きになった作家や作品がかなりありました。

食わず嫌いはよくないなと痛感(笑)

このブログでも好きになった作品や作家を少しずつ紹介できたらいいなーと思います。

あ、でも著作権とかどうなんだろ・・・調べてみます。

 

次は3級合格目指すぞー!おー!

あけましておめでとうございます

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2016年。昨年はちいさな挑戦をいろいろと始めた年でした。

このブログもそのひとつ。

更新頻度は少ないですが、とても大事に思っています。

プロでもなく、現時点では絵描きサークルに入っているわけでもない私にとって、「絵を描く」ということで何か広がりやつながりを持つことのできるツールは、すごく貴重で素敵なものです。

絵を描くことを通して、人とつながって、自分の人生を豊かにしていきたい。

そしていつか、私の「絵を描いたりアートに関わったりする行為」がどこかの誰かに「プラスの影響」や「ポジティブな気持ち」を与えられるようになる、それがひとつの夢です。

その夢を叶えられるよう、もっともっと素敵な絵を描けるようになって、アートの知識を身につけていくのが、今後の目標でございます。

 

とは言っても、楽しむことを一番に!

 

2017年もよろしくお願い致します。

 

めりーくりすます

少し早いですが。

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子どもの頃サンタさんが来るのをものすごく楽しみにしていたので、クリスマスが近づいてくると今でもわくわく感を感じます。

これといって何もしないんですけどね(笑)

 

この絵は過去に描いたもので、もともと学生時代に所属していた美術サークルで使う白黒チラシになる・・・予定でした。

「サンタ展」という名で展覧会を行うことになり描き始めたのですが、途中で路線変更し別の名前で展覧会を行うことに。

このサンタの絵はお蔵入りになりました。

 

改めて描きなおしたのがこちら↓

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全体はA4サイズなのですが

場所等々の情報がある部分をカットしたため、長細い状態でのアップです。

 

描き途中だったサンタの絵は捨てるのももったいなかったので、一枚の絵としてリメイク。

ここで蔵出しです。

 

クリスマスは特に何もしないと書きましたが、ちょっと豪華な洋風の夕飯を用意するくらいはしようかな。

美味しいものを食べたい!つくりたい!